今回のビジネスクラス搭乗記は、日本人から大人気のグアムです。4時間かからないほどの短いフライトですが、ビジネスクラスを満喫してきました。
最後にグアムに行ったのが10年以上も前でしたので、ESTA等の入国手続きの仕組みも変わっていました。
フライト情報
航空会社 | JAL(日本航空) |
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便名 | JL941便 |
機材 | ボーイング767-300ER |
クラス | ビジネスクラス |
出発地 | 東京(成田国際空港) |
出発地ラウンジ | JALサクララウンジ |
到着地 | グアム(グアム国際空港) |
フライト時間 | 3時間40分 |
料金 | 往復15万円 |
空港チェックイン
今回はグアムでリゾートゴルフを楽しむという目的もあったため、自分のキャディバッグを持って行くことにしました。自宅から成田空港まで宅急便で送って、成田空港で受け取ってからチェックインをします。
JALビジネスクラスチェックインは第2ターミナルのKブロックでしたが、朝の時間帯だったからかビジネスクラスのカウンターは意外と混雑していました。「しょうがない、並ぶか」と思いながら、隣のLブロックを見てみるとほとんど列がない状態でした。
LブロックはJALグローバルクラブ会員専用のチェックインカウンターです。私も会員でしたので、運良くほぼ待たずにこちらのカウンターでチェックインをすることができました。
実は、eチケットのコピーを忘れてしまったのですが、その旨をスタッフの方にお伝えしたところ、その場で往復のeチケット控えを発行してくださいました。
もちろんキャディバッグも預けます。クラブ保護のために、バッグの中に緩衝材や衣類などを色々と詰め込んだのですが、それでも重量オーバーにはなりませんでした。
ちなみに、JALグローバルクラブチェックインカウンターの向かいは、ファーストクラスチェックインカウンターです。シドニーとニューヨークに行ったときに使いました。その時の様子は次の記事からご覧頂けます。
JALビジネスクラスまたはファーストクラス利用者は、保安検査も専用のレーンで受けることができるため、長蛇の列を作って待つ必要がなく、とても便利です。以下の写真のガラス張りの部分がそちらになります。
ラウンジ
保安検査と出国審査を終え、早速ビジネスクラスラウンジ(サクララウンジ)へと向かいます。成田空港のJALラウンジは3階と4階に用意されていますが、今回は4階のラウンジに行ってみることにします。
エスカレーターで4階へ向かいます。保安検査や出国審査を行う場所が既に3階ですので、1度だけエスカレーターに乗れば到着です。
ラウンジの入り口はビジネスクラスもファーストクラスも共用ですが、ビジネスクラスは受付向かって左手へ、ファーストクラスは右手に進みます。今回はビジネスクラスですので左手に進みます。
4階サクララウンジは奥に向かって長い設計となっています。手前はリラックスコーナー、奥がダイニングです。
サクララウンジの食事メニューです。ブッフェスタイルで好きなものを自由に取ることができます。和食も洋食も用意されていまて、その日その時の好みに応じて選べます。
食事だけではなく、ドリンクも非常に充実しています。特にアルコール類は種類が豊富で、お酒好きには堪りません。日本酒、ウイスキー、ブランデー、ワインなど、様々なお酒が取りそろえられています。
フライト時間が短くて、搭乗して少ししたら機内食が出てくることを分かっていましたので、サクララウンジでの食事は控えめにしておきました。新聞や雑誌も色々あり、搭乗時間を待つのも苦にはなりません。
搭乗
いつもは割とぎりぎりまでラウンジにて過ごすことが多いのですが、今回は少し早めにラウンジを後にしました。その理由は搭乗ゲートが遠かったからです。搭乗ゲートが1番端に設定されていましたので、余裕を持って出ました。
今回の搭乗ゲートは99番です。ビジネスクラスとワンワールドステータス所有者は優先搭乗ができます。
今から乗り込む飛行機です。本当は「JAL」の文字が写る角度から撮りたかったのですが、搭乗ゲートを通った後はノーチャンスでした。
いよいよ機内へと進んでいくのですが、ビジネスクラスもエコノミークラスも同じ機内前方からの搭乗で、着席後も次々と搭乗客が横を通っていくため、少々落ち着きに欠けます。
座席
グアム路線のビジネスクラスは「JALスカイラックスシート」というもので、現行のビジネスクラスのシートの中では最も古いタイプとなります。ソウルに行ったときのシートと比べると、やはり快適さや高級感に劣ります。その時の様子は次の記事からご覧頂けます。
実は、上の写真は帰りの座席の写真です。行きはシートそのものの写真を撮り忘れてしまいました。行きは1番前の座席でしたので、目の前はこんな感じになります。
個人用画面とコントローラーのご紹介です。すぐ手が届くところに画面があり、ボタンの形状からもスマートフォンのようにタッチパネルなのかなと思ってしまいますが、全て手元のコントローラーで操作します。
そして、今回衝撃を受けたのが、シートの調節機能です。てっきりボタンで自動調節するタイプだと思い込んでいたのですが、ご覧のように各部位をタブをつまんで、自分で調節する仕組みとなっています。自動調整ではないため、微妙な修正が難しかったです。
おつまみ
搭乗してしばらくすると、おつまみが出てきました。JALお馴染みの「ドライなっとう」と「あられミックス」です。特にあられミックスが大好物で、すぐに食べ終わってしまいました。ちなみに、飲み物はウーロン茶の「つむぎ」をお願いしました。
機内食
ビジネスクラスの目玉でもある食事のご紹介です。和食と洋食から選ぶことができ、今回は和食をチョイスしました。白いご飯が可愛らしかったです。以下が全メニューとなります。
- 豚ロース塩ダレ
- とこぶし・海老艶煮
- ピリ辛タンスモーク・そら豆・揚げじゃが
- 絹豆腐 和牛生姜煮のせ
- 烏賊ともずく柚子ジュレ和え 青とさか海苔いくら
- 赤かぶ漬・柚子大根・野沢菜漬
- 鰆幽庵焼
- ご飯
- 味噌汁
食後のデザートにアイスクリームを頂きました。大人気のハーゲンダッツです。JALとコラボしたパッケージになっていて、「JALの旅を、ハーゲンダッツとともに。」と書かれています。
着陸まで
アイスクリームを食べ終わる頃には、着陸まで1時間を切っていました。ESTAを事前に済ませてきているため、入国書類は必要なく、税関申告書だけちゃちゃっと書きました。写真は着陸直前の様子です。
入国審査
10年以上前に来たときは混むイメージはなかったのですが、今は大変混雑しています。イミグレーションの列は大きく以下の3つに分類されます。
- ESTAを所有していて、そのESTAを使って米国入国経験がある
- ESTAを所有していて、そのESTAでは初めての米国入国となる
- ESTAを所有していない
最もスムーズに入国できるのが1番上です。APCキオスクと呼ばれる機械で手続きをすることができ、ほとんど待ち時間なしで入国できます。
次にスムーズなのが2番目です。それでも、だいたい45分ほど待ちました。過去にESTA取得歴や米国入国歴があっても、ESTAの有効期限が切れて新たに再取得した場合は、こちらになります。私もこちらに該当しました。
そして、最も待ち時間が長くなるのがESTAを所有していないケースです。見るのも嫌になるような長蛇の列ができていて、2,3時間はかかるようなことを聞きました。
ESTAの要不要
グアムはESTAなしでも入国することができますが、今回の経験から、ESTAは絶対にあった方が良いと思いました。
ただ、入国後、個人または専用車でホテルまで移動するのか、それともツアー団体で移動するのかによって異なります。
前者であればイミグレーションを抜けてすぐにホテルへと向かうことができますので、ESTAがある方が良いに決まっています。
しかし、後者の場合は自分だけ早くイミグレーションを抜けても、他のツアー客を待ってからの移動となってしまうため、同じツアー客の中にESTAを持っていない方がいると、結局空港で長い待ち時間が発生してしまいます。
まとめ
以上、JALグアム行きビジネスクラス搭乗記となります。
シートのサイズや機能には多少の不満が残りますが、キャビンアテンダントの方々のサービスや接客姿勢には全く問題が無く、フライトそのものには満足でした。出発前のラウンジも混雑することなく、とても快適で良かったです。
最後のESTAに関しては、本当に取得してから行って良かったと思いました。
JALパックのビジネスクラスツアーで行ったため、ホテルへの移動も専用車で、待つこともありませんでした。ESTAを取得していくなら、個人旅行か送迎なしのツアーか専用車送迎のツアーをおすすめします。