ANAスーパーフライヤーズ会員のソラ&トビゾーが、ANAファーストクラスをご紹介します。
「人生で一度は乗ってみたい」と言われるファーストクラス。ビジネスクラスの更に上を行く機内クラスで、特典航空券を取るのも難しいファーストクラスですが、路線や料金情報のほか、シートや機内食なども実体験を交えて解説します。
当ページでは「国際線のファーストクラス」と「国内線のプレミアムクラス」についての情報をご覧頂けます。
搭乗体験談
ANAファーストクラスの搭乗体験談です。ビジネスクラスよりも更に豪華&優雅に過ごすことができました!
国際線ファーストクラスの特徴
ANAにおいて最も高額で最上級のサービスを受けられるのが国際線ファーストクラスです。ビジネスクラスでも高いサービスを受けることができますが、ファーストクラスでは設備も含めて更に充実しています。
路線と料金
ファーストクラスが設定されている国際線路線を一覧にしてまとめてみました。ファーストクラスは全ての路線に設定している訳ではなく、中長距離路線にのみ設定されています。
なお、一覧には往復料金も掲載しておりますが、時期や割引等によって変動がございますので、目安という形で掲載しております。
エリア | 発着地 | 往復料金 |
---|---|---|
北米 | 羽田~サンフランシスコ | 170万円 |
北米 | 成田~サンフランシスコ | 160万円 |
北米 | 羽田~ニューヨーク | 210万円 |
北米 | 成田~ニューヨーク | 200万円 |
北米 | 羽田~シカゴ | 210万円 |
北米 | 成田~シカゴ | 200万円 |
北米 | 羽田~ホノルル | 150万円 |
北米 | 成田~ホノルル | 150万円 |
北米 | 成田~ロサンゼルス | 170万円 |
北米 | 成田~シアトル | 170万円 |
北米 | 成田~サンノゼ | 170万円 |
北米 | 成田~ワシントンD.C. | 210万円 |
北米 | 成田~ヒューストン | 210万円 |
北米 | 成田~デンバー | 190万円 |
北米 | 成田~バンクーバー | 160万円 |
北米 | 成田~トロント | 180万円 |
北米 | 成田~カルガリー | 160万円 |
欧州 | 羽田~ロンドン | 260万円 |
欧州 | 羽田~パリ | 260万円 |
欧州 | 羽田~フランクフルト | 280万円 |
欧州 | 羽田~ミュンヘン | 280万円 |
欧州 | 成田~デュッセルドルフ | 280万円 |
欧州 | 成田~ブリュッセル | 280万円 |
欧州 | 成田~チューリッヒ | 280万円 |
欧州 | 成田~ウィーン | 280万円 |
欧州 | 成田~イスタンブール | 290万円 |
アジア | 羽田~シドニー | 150万円 |
アジア | 成田~オークランド | 120万円 |
アジア | 羽田~ジャカルタ | 100万円 |
アジア | 羽田~シンガポール | 100万円 |
アジア | 成田~ムンバイ | 110万円 |
アジア | 成田~デリー | 110万円 |
アジア | 成田~ホーチミンシティ | 90万円 |
アジア | 成田~クアラルンプール | 100万円 |
アジア | 成田~ヤンゴン | 100万円 |
シート
ANAファーストクラスのシートは「ANA FIRST SQUARE」と言います。外からの目が気にならない半個室型のシートで、当然ながらフルフラットにもなります。
23インチの大型液晶スクリーンや、ゆとりのある収納空間など、機内とは思えないほど、設備とサービスが充実しています。
詳しくはANAファーストクラス公式サイトをご覧ください。
積算マイル
ファーストクラス搭乗時に貯まるマイル数は「搭乗の区間基本マイレージ×150%」です。
詳細はANA国際線マイルの積算条件をご覧ください。
特典航空券
ANAマイレージクラブに貯まったマイルの使い方は色々ありますが、中でもファーストクラスの特典航空券と交換するという方法が、最もお得です。
普通に購入すると往復100万円以上の費用がかかりますが、特典航空券なら105,000マイルから交換可能です。
詳しくはANA国際線特典航空券公式ページをご覧ください。
アップグレード
既にANAビジネスクラスの航空券を持っていて、搭乗便のファーストクラスに空席がある場合、マイルを使ってアップグレードすることが可能です。
フライト距離によって必要マイル数は異なりますが、最小で20,000マイル、最大で45,000マイルを求められます。
ただし、ビジネスクラスの航空券の予約クラスが「Pクラス」である場合は、こちらのアップグレード特典は利用できませんので、注意が必要です。
詳しくはANA国際線アップグレード特典公式ページをご覧ください。
インボラ
ビジネスクラスの航空券を持っているのに、当日航空会社側からの厚意で自動的にアップグレードされることをインボラ(インボランタリー・アップグレード)と言います。
ANAでも希にこのインボラが発生しますが、特にその条件等は公開されていませんので、もしインボラに該当した場合はとても幸運だと言えます。
国内線プレミアムクラスの特徴
ANAでは国際線ファーストクラスほどの高い水準ではありませんが、国内線にもファーストクラスに相当する機内クラスを設定しています。
「プレミアムクラス」という名称で、空港でも機内でも細やかなサービスを受けることができます。ちなみに、2008年以前は「スーパーシート」という名称でした。
運賃は「通常運賃+6,500円前後」となっていて、どの路線でもだいたい数万円程度で往復することができ、お手頃と言えるのではないでしょうか。
なお、「国際線のファーストクラスに相当する」というのはあくまでも当サイトにおける分類です。ANA公式では「プレミアムクラス」と「普通席」の2つの分類になっています。
路線と料金
国内線の全路線にプレミアムクラスが設定されている訳ではありませんが、大都市圏の主要空港路線を始め、数多くの路線に設定されています。
エコノミークラス(普通席)よりも快適に過ごせるため、ビジネス利用の多い路線では特に人気が高いです。
設定路線や運賃の詳細はANAプレミアムクラス運賃よりご確認ください。
シート
プレミアムクラスでは、機材によって異なる5種類のシートが用意されています。
設備や座席感覚に若干の差異はありますが、どのタイプのシートでもゆったりとくつろげるのでご安心を。アメニティの色味も統一されていて、高級感があります。
詳細はANA国内線プレミアムクラス シートよりご確認ください。
積算マイル
プレミアムクラス搭乗時に貯まるマイル数は「搭乗の区間基本マイレージ×150%もしくは125%」です。普通運賃か小児運賃か身体障がい者割引運賃を利用した場合は150%、これら以外の割引運賃を利用した場合は125%となっています。
詳細はANA国内線マイルの積算条件をご覧ください。
特典航空券
プレミアムクラスには特典航空券が設定されていません。
どうしてもマイルを使ってプレミアムクラスに乗りたいという場合は、マイルをANA SKY コインに交換して、そのANA SKY コインを使ってプレミアムクラス航空券を購入するという手段もあります。
アップグレード
国際線と異なり、国内線にはマイル利用のアップグレード特典は用意されていません。アップグレードをするためには現金やANA SKY コインによる支払いが別途必要となります。
ちなみに、プレミアムクラスに空席があれば当日でもアップグレードできます。もちろん事前に手続きしておく方が安全ではありますが、忘れてしまったときなどは当日カウンターで空席があるか聞いてみましょう。
インボラ
先の項目でインボラの概要を解説させて頂きましたが、国内線のインボラは国際線以上に希です。
ネットや書籍でも国際線のインボラ体験談などは数多く見受けられますが、国内線はほぼありませんので、国内線でインボラが起きることはほぼないと考えて良いでしょう。