ワシントンDCから帰国する際にANA(全日空)のファーストクラスに搭乗しました。

ANAが国際線に進出した1986年、その年から設定され続けている記念すべき「NH001便」に乗ることができ、感動しました!しかもファーストクラスということもあって、感慨に浸りながらフライトを楽しめました。

フライト情報

航空会社 ANA(全日空)
便名 NH001便
機材 ボーイング777-300ER
クラス ファーストクラス
出発地 ワシントンD.C.(ワシントン・ダレス国際空港)
出発地ラウンジ ルフトハンザセネターラウンジ
到着地 東京(成田国際空港)
フライト時間 14時間5分
金額 往復220万円

空港チェックイン

楽しかったワシントン旅行もいよいよ終わりです。行きは勝手が分からなかったので、空港からホテルまでタクシーで移動しましたが、帰りは地下鉄を使って空港まで行くことにしました。

ワシントンメトロのシルバーライン「ウィール・レストン・イースト駅」からダレス国際空港行きのバスがあり、10分ほどで空港に到着します。バスの名前は「ワシントン・フライヤー・シルバーライン・エクスプレス」です。

ダレス国際空港のANAカウンターで早速チェックインします。「ファーストクラス」「ビジネスクラス・プレミアムエコノミー」「エコノミー」といったように3つのレーンが設けられています。

ファーストクラス専用のレーンは利用者が少ないですので、ほぼ待つことなくチェックイン手続きをすることができます。

チェックインを済ませて、出発ターミナルに移動するのですが、ダレス国際空港ではエアロトレインと呼ばれるモノレールのような乗り物を利用します。

ちなみに、このエアロトレインの車両は三菱重工業製のもので、東京にあるゆりかもめなどと同じシステムとなっています。

出発ターミナルに到着しました。空港ならではの天井の高さが特徴的で、非常に広々とした空間が広がっています。同じ時間帯にこのターミナルを利用する便があまりなかったのか、あまり人がおらず、ちょっと寂しい感じもしました。

ラウンジ

ANAファーストクラス利用者はルフトハンザドイツ航空が提供する「ルフトハンザセネターラウンジ」に入室可能です。

ワシントン土産を空港でまとめて買う予定で、あまり時間が無かったので、ちょっと飲み物を飲みに立ち寄っただけでしたが、やはり高級感がありました。シャワーやビジネスエリア等も完備されていました。

搭乗

いよいよワシントンに別れを告げるときが来てしまいました。1週間という短い期間ではありましたが、桜祭りの時期で非常に良かったです。ガラスに桜のデザインがしてあるのも、この時期だからでしょうか。

旅行の記憶をしみじみを思い出しつつも、人生2度目のファーストクラスが楽しみすぎて、少し早足になりながら搭乗しました。笑

座席

行きの時は既に他の乗客の方がいらっしゃったので遠慮したのですが、今回は誰よりも早く乗り込んだので、自分の座席以外の座席も写真を撮っておきました。

飛行機の中で個人の空間がこれだけあるというのは本当に快適で、ストレスフリーで空の旅を楽しめました。

機材やシートや主なサービス等は行きも帰りも変わらないのですが、フライトアテンダントの方は行きとは異なる方々で、今回もすごく丁寧な挨拶をして頂きました。

また、行きよりもファーストクラス利用者数が少なく、席も半分ほどしか埋まっていませんでしたので、フライトアテンダントの方を独り占めしているような感覚でした。

モニター

座席の大画面モニターです。行きも同じモニターで様々な映画やビデオ等を見ましたが、再びこうしてみると、やはり画面の大きさに驚かされます。

加えて画質も良いです。座席からの距離もある程度離れているため、エコノミークラス搭乗時と比べると、長時間画面を見ていても、あまり目が疲れるといったことはありませんでした。

飲み物

さて、食事の時間がやってきました。まずは飲み物から決めたいと思います。

「手取川 純米大吟醸」や「手取川 純米大吟醸」などといった高級日本酒、「ハートフォード・コート・ロシアン・リヴァー・シャルドネ 2012」や「ハートフォード・コート・ロシアン・リヴァー・シャルドネ 2012」などといった高級ワイン、「クリュッグ・グランド・キュヴェ」や「クリュッグ・グランド・キュヴェ」などといった高級シャンパン等々、様々な飲み物の中から選んだのは…

「下堂園 ボトリング吟醸茶」です!ワシントン滞在中に毎日のようにお酒を飲んでいたことと、行きのフライトで前述の高級シャンパンなどを味わってきたということもあり、あえてソフトドリンクのお茶を選んでみました。

また、メニューに書かれた「期間限定ドリンク」の表記にも惹かれてしまいました。

これまでお茶というと、コンビニやスーパーで売っているペットボトルのお茶くらいしか飲んだことがありませんでしたが、ワインボトルのような入れ物に入った高級茶は別格でした。

たいしてお茶に詳しくない私でもすぐに違いが分かるほど、安い物との明らかな差異がありました。

機内食

飲み物を「下堂園 ボトリング吟醸茶」に決めたら、次はお食事です。写真1枚目のアミューズは、

  • 3種のきのこのマリネ シェリーヴィネガー風味
  • ドライフィグとブルサンチーズのプロシュート包み
  • 小海老とピペラードソースのカナッペ
  • チーズペッパーバー

の4品で構成されています。

料理にあまり詳しくない私は、おしゃれな横文字が並んでいて一体どんな料理なのかさっぱりわかりませんでしたが、料理を出して頂く際にフライトアテンダントの方が分かりやすく説明してくださいました。

高級すぎて口に合わないのでは…と心配になりましたが、とてもおいしく頂けました。

続いて、大きなテーブルを前方から引き出し、アペタイザーが始まります。私が選んだのは写真3枚目の「スモークサーモンムースのクレープ巻き キャビア添え」です。キャビアもたっぷり乗っています。

ちなみに、パンも同時に頂きましたが、バターがとてもおいしくてメニューを見てみたところ、「ノルマンディー産イズニーバター」とのこと。

イズニーバターなんて言葉は始めて聞きましたが、こういった細かいところもANAファーストクラスならではこだわりを感じさせます。

最後に、メインディッシュは「牛フィレ肉のステーキ パンチェッタとマッシュルームのソース」を選びました。

海鮮メニューの「海老と帆立貝のブロシェットとチリアンシーバスのソテー サフラン風味のシーフードソース」と悩みましたが、機内はまだアメリカ上空ですので、アメリカっぽくステーキにしました。

就寝

ステーキもぺろっと完食してお腹もいっぱいになりましたので、睡眠のお時間です。ファーストクラスに乗ると本当に機内では「食っちゃ寝、食っちゃ寝」になっちゃいます。幸せの極みです。笑

ANAファーストクラスでは、マットレスに東京西川の人気寝具「Air」を採用していて、寝心地抜群です。よくよく調べてみると枕も東京西川の製品で、ANAファーストクラスの寝具へのこだわりも垣間見えます。

また、フルフラットで足を伸ばしても向こう側にぶつからず、窮屈に感じることなく眠りに就くことができます。

軽食

ちょっと睡眠を取った後、今度は軽食に「一風堂ラーメン コク極まる味噌 大地」を頂き、更に先ほどのコース料理では最後スキップしたデザートのアイスクリームも持ってきて頂きました。

ワシントンで和食を食べる機会が無かったので、なんだか無性にラーメンを食べたくなったのです。笑

朝食

しばらく映画やらビデオやらを見て過ごしていると、東京成田への到着が少しずつ近づいてきました。

いつの間にやら太平洋をだいぶ渡ってきていたようで、エコノミークラスだと退屈で仕方が無かった長距離フライトですが、ファーストクラスに乗っていると本当に時間が早く感じます。

到着前最後の食事に、朝食の和食セットを頂こうかと思いましたが、まだラーメンもお腹に残っていそうでしたので、単品で「和風ステーキ丼」とお味噌汁を頂きました。

コースのメイン料理もステーキで、ファーストクラス最後の一品もステーキです。笑

おいしくステーキ丼を頂いた後は、成田空港への着陸を待つのみでした。最後にふたたびフライトアテンダントの方が挨拶に来てくださり、そして無事に着陸しました。

入国審査

海外の空港ではイミグレーションにファーストクラス専用レーンや優先レーン等が設けられていることも多いですが、成田空港にはそのような仕組みはありませんので、ファーストクラスに乗っても、成田空港で特別扱いはされません。

ただ、同じ便の他の乗客よりは早く出ることができますので、多少は早くイミグレーションに行くことはできるかと思います。

まとめ

人生2度目のファーストクラス体験記、いかがでしたでしょうか。

行きは人生初で(参考:東京→ワシントンDC搭乗記)、今回の帰りは人生2度目でしたが、ANAファーストクラスのすばらしさを再度感じさせてもらえて、チャンスがあれば何度でも乗りたいと思えるほどでした。

行きと同様、帰りもキャビンクルーと地上スタッフの皆様に感謝感謝です!