オーストラリアのシドニーに1週間ほど滞在し、帰りのフライトも行きと同様にJALファーストクラスを利用しました。
これで6回目のJALファーストクラス(国際線)ということになりますが、いつも乗る前からワクワクしてしまいます!
フライト情報
航空会社 | JAL(日本航空) |
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便名 | JL772便 |
機材 | ボーイング777-300ER |
クラス | ファーストクラス |
出発地 | シドニー(シドニー国際空港) |
出発地ラウンジ | カンタス航空 ファーストクラスラウンジ |
到着地 | 東京(成田国際空港) |
フライト時間 | 9時間45分 |
金額 | 往復140万円 |
空港チェックイン
朝9時頃出発のフライトでしたので、2時間前の7時前後にシドニー空港国際線ターミナルに到着しました。朝も早いし、それほど人もいないのではないかと思っていたのですが、一般カウンターには既に長い列ができていました。
写真の通り、ファーストクラスのカウンターには誰もいませんでしたので、待ち時間なしでささっとチェックインを済ますことができました。
チェックイン時に頂いたのが、ラウンジの案内図とエクスプレスパスです。行きの機内で頂いたエクスプレスパスはあまり活用できなかったのですが(東京→シドニー)、今回はどうでしょうか。
エクスプレスパスをお持ち出ない場合は、こちらの「All Gates」というところへ進みます。既にゲートの外にまで列ができている状態です。
エクスプレスパスを持っていれば、Dチェックインカウンター近くにある専用レーンへ進むことができます。「Express Path」と大きく書いてあるので、すぐに分かりました。
入ってすぐのところでしたが、ここから先は撮影禁止と言うことで、写真はここまでです。ご覧の通り、ほとんど人がいない状態で、待ち時間なしで保管検査を受けられました。今回はエクスプレスパスが大いに役立ちました!
なお、出国審査に関しては入国時と同様、スマートゲートが設置されていましたので、機械による手続きのみで完了しました。
ラウンジ
保安検査と出国審査を終えたら、正面にあるエスカレーターに乗って、ラウンジへと向かいます。JALファーストクラス利用者は、オーストラリア最大の航空会社であるカンタス航空が運営する「カンタス ファーストラウンジ」を利用可能です。
入り口にはラウンジスタッフの方が立っていて、こちらの方に航空券を見せると、中には入れます。
中が少し見えにくくなっている自動ドアを通ると、何もない広々とした空間が広がり、その奥にエスカレーターが現れます。そのエスカレーターに乗って、ラウンジの受付へと向かいます。
明るく高級感のある受付です。受付の左には大きな案内板(反転フラップ式案内表示機)があり、出発時間や搭乗ゲートなども確認できます。
やはり、オーストラリア最大の航空会社が、オーストラリア最大の都市シドニーにある空港で運営するラウンジですので、設備やサービスが素晴らしいです。私が経験した中では、最高と言える海外空港ラウンジでした。
食事はレストランスタイルとなっていて、今回はこちらの余り人のいない席を選びました。窓からJAL機(おそらくこれから搭乗する機材)着席してちょっとすると、スタッフの方がメニューを持ってきてくれました。
こちらがそのメニューです。2月でしたが、オーストラリアは南半球なので日本とは季節が逆で夏になります。そのため、「Summer Breakfast Menu」となっています。食事メニューもドリンクメニューも豊富で、どれにするか悩んでしまいます。
色々と考えた結果、私はトーストにバナナが載せられている朝ご飯にぴったりのメニューを選びました。飲み物はアイスカフェラテです。
アイスカフェラテを飲み終える頃、今度はフルーツ系の飲み物が飲みたくなったので、「フルーツエネザイザー」と「フレッシュオレンジジュース」をお願いしました。
フルーツエナザイザーと一緒に写っているのは、同行者がオーダーした「エッグベネディクト」です。
日本のレストランで見かけるエッグベネディクトとは少々見た目が異なりますが、味は最高でした。お世辞抜きに、これまで食べてきたエッグベネディクトの中で1番おいしかったです。
食事を済ませた後は、恒例のラウンジ探検タイムです。笑
ラウンジ内にあるシャワールームにやってきました。完全個室のシャワールームが8つあり、部屋の中にはタオルやドライヤーなどが完備されています。
行きのフライトは夜発でしたので、ラウンジにてシャワーを浴びさせてもらいましたが、今回は朝発なのでシャワーを浴びる必要がなく、とりあえず中に入って写真だけ撮ってきました。
シャワーブースにはシャンプー・コンディショナー・ボディソープが用意されています。また、シャワーヘッドを手に持つタイプではなく、天井に設置されたシャワーヘッドからお湯が出てくるタイプです。
ラウンジ内を色々と見て回っていると「Spa」の文字が!行きの成田空港ラウンジではスパを受けられなかったので、もしタイミングが合えば…と思い、矢印の指す先へと進んでみました。
しかし、やはり時間が早すぎるためか、まだオープンしていませんでした。ガラス越しに中の様子が少し見えたので、写真に収めてみました。なんとなく、高級感があってリラックスできそうな雰囲気です。
搭乗
ラウンジを後にして、お土産を色々と見て回った後に、搭乗ゲートまでやってきました。まだちょっと早かったので、待っている人はさほどいませんでした。
スタッフの方に声をかけられ、搭乗券を見せると1枚目写真右側の席を案内され、そちらでしばらく搭乗開始時刻を待ちました。
座席
搭乗してすぐ、機内エンターテイメントを楽しみながらくつろいでしまったので、ちょっとごちゃごちゃしていますが、1枚目が私の座席です。たまたま隣の席に人がいなくて綺麗な状態でしたので、そちらも写真に収めておきました。笑
こちらの写真も毎度恒例になってきていますが、足を伸ばしても全く問題ないほど空間が広いことをアピールしている写真です。ちなみに、搭乗直後にパジャマへの着替えをお願いしたので、写っているズボンはJALのパジャマです。
アメニティとBOSEの高級ヘッドホンです。ヘッドホンの方はもらうことはできませんが、機内販売で同じ商品が販売されていて、そちらを購入することは可能です。
行きには見かけなかった(見落としていた?)錦織圭選手が写ったポストカードと、機内WiFiの無料クーポンです。ポストカードに書かれていた文章が心に響いたので、以下に掲載させていただきます。
空に、限界はない。
自分を越えられた者だけが、何かを変えられる。
どこまで行けるかなんて誰にも分からない。
ただ、心の鼓動に身を任せ走り出せば言い。
たとえ、困難が待ち受けていたとしても、それは夢への過程にしか過ぎない。
もっと前へ、さらに高く、挑み続けた先にしか、見えない景色が必ずある。
時は来た。さぁ、空へ。
ウェルカムドリンク
行きの飛行機ではウェルカムドリンクにオレンジジュースを頂きましたが(東京→シドニー)、帰りはシャンパン(ドゥラモット ブリュット ブラン・ド・ブラン)を頂きました。
すぐに食事を開始することもできたのですが、先述のラウンジでしっかりと食事を取ったため、しばらくは食べないでおくことをお伝えしたところ、スナックを持ってきてきださいました。
機内エンターテイメントを見ながら食べるのにちょうど良く、おいしく頂きました。
フライト中に機内前方スペースへ立ち寄った際の写真です。かわいらしいチョコレートやお菓子などが置いてあり、自由に食べられるようになっていました。
機内食
フライト開始から5時間ほど経った頃、そろそろお腹も空いてきたので食事の準備をお願いしました。飲み物は毎度おなじみの「ロイヤルブルーティー クイーン オブ ブルー」です。一緒にアミューズも出してくださいました。
行きは洋食コースを頂いたので、帰りは和食コースにしてみました。まずは「小皿 五彩」です。以下の5つから構成されています。
- 帆立真丈 生姜おろし、美味出汁
- 百合根饅頭 菊菜餡
- じゃが芋雲丹 ゼリー寄せ
- 鱈の南蛮漬け
- 白身魚の酒蒸し 銀餡掛けいくらのせ
続いて、お椀の「焼き鮭のお吸い物」が出てきました。あっさりしながらも、しっかりとした味のある、とてもおいしいお吸い物でした。
次は強肴として「鮃の湯引き 豆乳餡とポン酢ジュレ」が、預け鉢として「もずく・梅肉のゼリー寄せ、鮑柔らか煮」が出てきました。
そして、台の物とご飯とお味噌汁の登場です。台の物は「蟹飛竜頭・海老煮・蕪煮」、ご飯は「椎茸の炊き込みご飯」 となっています。
最後に甘味として「源吉兆庵 ~彩苺・織部錦~」が出てきました。甘い物は大好物なので、当然のごとく両方ともおいしく頂きました。笑
着陸まで
いつもだったら、食後ちょっと経ってから、就寝準備に入るのですが、今回は食事を始めたのが遅い時間で、着陸まで何時間も残っているような状態ではなく、食後も到着までずっと起きていました。
また、このフライトは朝発の夜着でしたので、眠気に襲われることがなかったというのも理由の一つです。
何もすることがなく、ただ起きてるだけだとつらいですが、機内エンターテイメントも非常に充実していますし、頂いた無料クーポンを使ってインターネットも楽しめましたので、着陸まで本当にあっという間でした。
入国審査
着陸後は入国審査と税関手続きを行います。
入国審査に関しては、ファーストクラスだからといって優遇されることはなく、エコノミークラスからファーストクラスまで、みんな平等に列を作って待ちます。
個人的にはシドニー空港のエクスプレスパスのように専用レーンを作っても良いと思うのですが…。
税関手続きを抜ける前に手荷物を受け取りますが、ファーストクラス利用者の手荷物はプライオリティのタグが付けられているため、早めに出てきます。ただし、税関手続きは入国審査と同様で、専用レーン等は設けられていません。
まとめ
シドニー国際空港発成田国際空港着、JL772便ファーストクラスの搭乗記は以上となります。
機内の情報は食事を除いて、これまでの搭乗記とかぶる部分が結構ありましたので、今回はファーストクラスラウンジの内容を多めに書いてみました。
今更言うまでもないことかもしれませんが、やはりラウンジスタッフの方々もキャビンアテンダントの方々も、サービスが超一流です。
この日は朝7時にシドニー空港に着き、そして夕方18時頃に成田空港を後にしたのですが、地上でも機内でも居心地の良い時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!